KRC-01の局所進行子宮頸を対象とした第1/2相試験の組み入れ開始のお知らせ

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合同会社KORTUC JAPANが開発中の新規放射線増感剤KRC-01の局所進行子宮頸癌を対象とした国際共同第1/2相試験において、被験者へのKRC-01の投与が開始されましたのでお知らせいたします。

多くの固形がんでは、一定以上の大きさになるとがん中心部やその周辺部が低酸素状態となり、それが原因で放射線治療が効きにくくなることが知られています。KRC-01は新しい発想・発見に基づいた放射線増感剤であり、がん組織に酸素を供給すると同時に、放射線抵抗性の原因のひとつである抗酸化酵素を失活させることによって放射線治療効果を増強することが期待されています。

子宮頸癌は女性では4番目に多いがんで、全世界の新規発症数は約60万人、死亡は約34万人と推定され、新規発症・死亡ともにその約90%は低・中所得国で発生しています *1 。また、子宮頸癌は腫瘍の低酸素状態と患者の予後が相関するがんのひとつとして知られることから、KRC-01の良い適応となると考えられます。

本治験では、標準治療である根治的化学放射線療法を実施予定の局所進行子宮頸癌患者を対象とし、KRC-01と化学放射線療法を併用した際の安全性(第1相パート)と、化学放射線療法のみと比較した際の安全性と有効性(第2相パート)が検討されます。

試験の詳細は以下のWebサイトで確認頂けます。
Clinicaltrials.gov (NCT番号:NCT05570422)
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT05570422

*1 Sung H, Ferlay J, Siegel RL, et al. Global Cancer Statistics 2020: GLOBOCAN estimates of incidence and mortality worldwide for 36 cancers in 185 countries. CA Cancer J Clin. 2021;71(3):209-49.